はじまりは「包む」
日本でいつ頃から折り紙が行われていたか、実は正確なことはわかっていません。
日本の和紙の起源は5~6世紀頃。
和紙は記録用のほか、神様への供物を包むために使われました。
当時は高級品だった和紙は神様に捧げるのにふさわしく、和紙の白さに「清浄」のイメージもあったようです。
平安時代には紙は高級品でした。貴族の間ではその紙を使って贈り物をいかに美しく包装するかが流行し、これが折り紙の原点になったといわれています。また、この時代にはすでに「カエルの折り方」があったそうで、和紙の切れ端を使って遊んでいたと推察できます。