「折り紙付き」

「折り紙付き」という言葉を聞いたとき、たいていのひとは正統なもの、正しきもの、確かなもの、といった意味の言葉として理解されると思います。

平安時代末期(1100年代から室町時代にかけての古文書に「折紙」という言葉がよく見られるそうです。当時は贈り物などにそえられる品書きや鑑定書を、紙をふたつに折って作る決まりがありました。このような紙を「折紙」とよび、かつて官公文書などすべて半分に折った紙を使用し、進物の目録、鑑定書にも折り紙が使用されるのが正式のルールであったことにも由来されるといわれています。現在でも、鑑定書などによって保証されていることを「折り紙つき」というのはこのためだということです。

「折り紙の日」

11月11日は「折り紙の日」とされています。その日が世界平和記念日であること、1を4つ組み合わせると折り紙の形、正方形になることから1980年に日本折紙協会が制定しました。